そのお取引、あなたの判断は正しかったんですよ!で顧客維持
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認知的不協和理論というのがあります。
アメリカの心理学者、レオン・フェスティンガー氏が提唱した理論で、
人は自分が「行動したこと」とや「考えたこと」の整合性を保ちたいと思っている。
そのため、「自分が行動したことが正しかったと考えたい」という心理が働く。
例えば、何かを買った時、購入後、多少の不安や不満が生じても、それを認めたがらない。
購入後は、自分の選択、判断を正当化したいのです。
これって、良くわかりますよね。
買い物した後、
この判断は正しかったのだろうか?
もっと、いい判断があったのんじゃないか?
他にもっといい商品、安いお店があったんじゃないか?
気にはなるんですが、調べたりはしない。
それは、その判断が間違いだったと認めたくないから・・・
先日、ある電機量販店で、テレビを購入しました。
店員さんといろいろやり取りがあり、ある程度の値引きと、
5%の長期保障を無料で付けてくれることを条件に購入を決定!
その後、レジに向かう途中で、店員さんが電卓をたたきながら、
「お客様、この四千数百円、中途半端なので引いておきますね!」
もう値段交渉は終えて決定したにもかかわらず、さらにこの段階でまた値引き!
配達先の住所を記入していると、
「先程、ブルーレイのデッキもご覧になっていましたよね!
もし、次回お求めになったら便利なので、このケーブルをお使い下さい」と、
接続ケーブルをサービスしてくれました。
極めつけは、
「この頃の、薄型テレビは凄く薄くて、地震の時にはすぐに倒れてしまいます。
なので、安全のために、耐震のマットもお付けしておきますね」
と、総額五千円程度の商品を付け加えてくれました。
購入を決めて、値段や条件が決まってから、実質¥15,000ほどのさらにの値引き。
○消費者(私)の心理
購入を迷っているヒトへの、値引きやサービスの提案ではなく、
購入を決めた後に、さらにサービス。
まさに、ここで買ってよかったな!
私の選択、判断は正しかった!!
いい買い物が出来た!
次の買い物も、また、この店決まり!!
購入後に、消費者に、その買い物は正解ですよ!
あなたの、その選択は正しかったんですよ! とお客さまに思って頂くことの大切さ!
大事なんですよね!
この行為が、その担当者レベルのものなのか、会社レベルで取り組んでいるものなのか、
この認知的不協和理論を知っての取り組みなのか、そうではないのか・・・
それは定かではないですが、確かに私自身が効果を確信出来ました!
お客様の購買判断の正当化のため、購入後のフォローはやはり効果がある。
例えば、初めてのお取引で、取引先からお礼の「はがき」が届いたとしたら・・・
そのお取引、あなたの判断は正しかったんですよ!
って感じて頂けるための効果的なフォローになりますよね。
そう考えると、やはり、「はがき」は顧客維持の効果が十二分にある!