名刺は最強の営業ツール 名刺交換の意味がない
私がよく行く交流会では、名刺交換会が行われます。 多い時には100名を超す方から名刺を頂きます。 さて、木曜日のその交流会。 次の金曜日には仕事が忙しく、土日を休むと、名刺の整理は月曜日。 机に100枚名刺を並べて、整理を始めると、 「どんな方だったかな?」 「こんな名刺、もらったかな?」 逆に顔と名前が一致して、どんな仕事をされているのかが分かるのは、ほんの数名・・・ 少なからずこんな経験、覚えがあるはずですよね。 じゃあ、整理した時に“どんな方だったかな?”の名刺は、どうなるのか。 私の場合、ゴムバンドでまとめて、「?名刺」の置き場所へ直行! おそらくこの場所から名刺が日の当たる場所に出て来る事はまずありません。 こうなると、名刺の意味がない。 すなわち名刺交換の意味がない、その会に行く意味がない!という事になります。 逆に、相手の方も、次の日僕の名刺を見て「えっ、この人だれ?」と思っていると思うと ゾッとします。
名刺をつくる目的を考え抜く!!
名刺の専門家として、よくこんな質問をされます。 「私の名刺、どうですか?」
答えはこうです。 「あなたが名刺に意図して、させようとしている事が出来ていれば100点満点ですよ!」 “意図してさせようとしている事”・・・ それは、業務内容を伝える事であったり、顔と名前を覚えてもらう事だったり、 それはその人や企業によって様々です。 たとえば、山田さんの名刺の“意図してさせようとしている事”が名前を覚えてもらう!なら、 白い名刺に、表に“山”、裏に“田”と筆で大きく書けば、強烈なインパクトでおそらく名前は覚えてもらえるでしょう。でも、名前を覚えてもらうだけでは・・・
そこで必要になるのは、創意工夫なんです。あなたが名刺に“意図してさせようとしている事”が、名刺交換の時に 話が弾み、人間関係を良くして、業務内容を理解してもらい問い合せしてもらう!なら それを伝える名刺を作らないといけません。実際、それは可能なのです!! しかし、表面に社名と氏名、連絡先だけ、おまけに裏面には英字表記!このような名刺で、相手にこちらの意図する事が伝わるでしょうか?!! 私の場合だと間違いなく、ゴムバンドでまとめて、「?名刺」の場所行き確定です。 しかし、名刺を「最強の営業ツール」だととらえ、時間をかけ作り込んでいくと、 間違いなく、効果的にあなたの意図した仕事をこなしてくれるものとなります。 この業績アップのための「最強の営業ツール」を使いこなさない手はありません。
「私に売れないモノはない!」の著者、ジョー・ジラード氏は、35歳でアメリカ、ミシガン州にあるシボレーの自動車販売代理店で セールスマンを始めてから、引退するまでの12年間連続して、 ギネスブックの「世界一のセールスマン」に認定されました。 彼は著書の中で、 「顧客を獲得する上で大事なツールを1つだけ選べと言われたら、 非常に悩むが『名刺』を選ぶ」と書いています。 名刺は作り方により、大変効果のある業績アップのサポートしてくれる「最強の営業ツール」に作り上げる事が出来ます。
作り方次第で名刺はあなたに代わってこんな仕事をしてくれます。
名刺を変えて次の日から、どんどん業績が上がる!!って事は恐らくありません。
名刺を変えて、業績がアップするのには、一足飛びではなく、その間に‘営業力アップ’というワンステップが必要となります。
名刺を変えると営業が変わり、営業が変わると業績が変わるのです。
名刺に営業力アップのお手伝いをしてもらいましょう!
名刺に意図した仕事を与えておけば、あなたが話さなくても、あなたがいない所でも、あなたが休んでいる時でも、名刺が営業活動をしてくれます。
実は名刺は最強の「営業ツール」なのです。
- 話が苦手な営業マンの方!
いくら上司のガミガミ言われても、急に話し上手に変身なんて出来ませんよね。
でも、釣りが趣味の方なら、先週行った釣りの話ならどんどん話せませんか?!
自分の得意な話をするきっかけを名刺が作ってくれます。 - 名刺交換した相手の方が同郷だったら、高校の同窓生だったら・・・
相手と少しでも’共通‘が見つかると不思議と相手との距離が縮まります。
人間関係を良くするポイントを名刺に書いておく!
言葉では言いにくい事も書いておけば案外OK!
- 何十枚も名刺交換した次の日、名刺の整理をしていると・・・
「あれ? この人だれ?」 「こんな名刺もらったっけ?」ありがちですよね。
こうなると名刺の意味がありません。
名刺の素材や、デザイン、キャッチコピーなどで相手の印象に残しましょう。 - 「名刺でこの商品を、今の3倍売れるようにしてくれ」と言われた事があります。
「それは名刺だけでは無理です!」とお答えしました。
特に商品やサービスが説明を必要とする場合、名刺では尚更、無理があります。
そんな場合、名刺で説明するよりも、内容豊富なホームページをご覧頂きましょう。
その為には、ホームページを見に来て頂くための仕掛けが必要になります。
- 名刺交換だけでビジネスに結び付く場面。
「自分(会社)の困っている事を解決してくれる」
「自分(会社)の役に立ってくれる」
この二つではないでしょうか?!
この部分を名刺で提案する!!大切な部分だと思います。 - 以前、家に来た水道工事のおじさんに、「おじさん、名刺に一番欲しい機能は何ですか?」と聞くと、
「捨てられないこと!カッコよさなんていらない。必要な時に、すぐに出してもらう事が出来る名刺!」との事でした。
そうですよね!水道が壊れた緊急時に、家中探して、何枚もの水道屋さんの名刺を探し出さないですよね。
一番先に見つけた水道屋さんに連絡しますよね。
捨てられなくする何かを、名刺に印刷しておけばそれが可能になります。
コンサルティングによりあなた(会社)に必要な機能を名刺に持たせると、名刺が営業のサポートと言う仕事をしてくれるようになります!